Tuesday, June 27, 2006

わきが

日本人はニオイには超敏感なんですよね。

小学生のときなどは体臭がちょっとあるだけでひどいイジメをうけたって方もいるのではないでしょうか?

あなたは人から「クサイ」と言われたことがありますか? 
ワキガがきついと言われたことはありますか? 

あるいははっきり言葉に出さなくても、話の最中に相手が不意に鼻に手をあてたり、臭そうに眉をひそめたりしたことはありませんか? 
それ以来、自分が「クサイのではないか」「ワキガで不快な思いをさせているのかもしれない」、とずっと一人で悩み続けているのではありませんか? 
これまで私は数万人の患者さんの手術やカウンセリングを行ってきました。
その長年の経験からつくづく感じるのは、ワキガなどの体臭・多汗で悩んで来院される患者さんの「心の痛み」の大きさです。
当人の生きることの意味まで揺るがしかねない深刻な悩みに発展しているケースもあります。

ワキガ・体臭・多汗は、体の問題というより、むしろ心の問題の方が大きなウエイトを占めているのです。 
ワキガそのものは手術で完全に治すことができます。
しかし、このような「心の痛み」から患者さんを解放するためには、熟練した外科的手技だけでは不十分です。
精神医学的知識と配慮、つまり、悩んでいる人の声に耳を傾けるカウンセリング、傷ついた心へのケア、対人関係にまで及んだ人間関係の悩みを人間関係によって癒すようなアドバイス、も同時に必要なのです。

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